万博のテーマ開発

筆者： 編集長：呉建中

定価：45.00元

ISBN：978-7-5439-3473-0

出版社:

内容の紹介：

    本書は五章からなっている。第一章は、早期万博のコンセプトと表現方法の変化について扱い、1851年から1933年までの間に、万博が単一型の展示会から多様な展示へ、また展示品目の分類重視から展示自体の分類の重視へ発展していった過程が論じられている。第二章は万博のテーマ形成でを語る。1933年から1994年にかけてテーマ重視の体系が段階的に形成され、テーマ重視体系が分類体系に取って代わるプロセスについて説明する。第三章では、テーマを重視した体系の確立が論じられる。国際展覧局は1994年の第115回大会で正式にテーマ重視の体系を確定するが、それ以後の万博のテーマの発展の過程が全面的に比較・紹介されている。第四章は各国のテーマ強調の実践を描いている。1994年以来、各国がテーマの強調を行うに当たり、展示、フォーラム、イベントと三つの形式により表現を試みる具体的な事例を紹介する。最後の第五章は、上海万博におけるテーマの形成と実践について扱っており、2010年の上海万博において、申請から準備にかけるテーマの形成と表現を紹介すると共に、より深い核心に迫ったアプローチがなされている。