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中国図書館だより
旧英国税関図書館が一般開放

    70年近くの歴史を持つ英国税関の図書館が、歴史の変遷を経て、先ごろ上海市静安区の図書館に仲間入りし、正式に一般開放されました。

   この図書館は、1931年に建築され、当初は英国税関職員の使用する参考図書館として開放されていました。後にはダンスホールとして、また事業所として用いられましたが、静安区の関係部門の努力により、再び公共文化施設として一般市民のもとに戻ってきました。

    現在ここには、文化展示センター、外国語図書定期刊行物テーマ室、人文芸術書閲覧室、マルチメディア鑑賞室などがあります。閲覧場所では、外国人やビジネスマンが小規模で多様な文化活動を行うためのスペースを提供できます。文化展示センターでは新作発表会、シンポジウム、作家との対面会、読者座談会などを開くことができます。

 同図書館には、外国語定期刊行物、人文芸術書、音楽レコードだけでなく、中国税関歴史資料が所蔵されています。特に「中国旧税関と近代社会史シリーズ」は大切に保存されていて、このシリーズが完全に所蔵されている、上海第一の図書館となっています。