中国図書館だより
中国の3文献がアジア・太平洋地域「世界記憶遺産」に登録
ユネスコの「世界の記憶」プログラムのアジア・太平洋地域委員会は、3月9日夜、マカオにおいて、「本草網目」を含む、3件の中国の貴重な文献が、正式にアジア・太平洋地域の世界記憶遺産に登録されたと発表しました。
委員会の発表したリストによると、「本草綱目」、「黄帝内経」、カトリックマカオ教区の資料文献(16世紀から19世紀)が、アジア・太平洋地域の世界記憶遺産に登録されました。
かけがえのない図書や資料収蔵など、文献遺産を保護するため、ユネスコは1992年に、世界の記憶プログラムを計画し、世界記憶遺産を設立しました。遺産は世界級、地域級、国家級の三つのクラスに分かれています。現在、世界級の遺産は192件あり、中国では5件の文献が登録されています。