中関村創業講座、初めて国家科学図書館と提携
2010年10月15日、中関村創業講座が予定どおり開催されました。従来と異なっていたのは、このたびの講座が中国科学院国家科学図書館で開かれたことです。 
 中関村創業講座は今年年初に始まって以来、現在までに29回開催されています。期間中は柳伝志、李彦宏、李開復といった著名な実業家や起業家を講演に招き、好評を博してきました。講座は主に、中関村国家自主イノベーションモデル区内の企業家、起業家、科学研究者、起業を目指す一般人に向けたもので、ベンチャー起業家が顔を突き合わせて学び、参考にし、交流する場を設けるものです。それによってイノベーション・ベンチャーの知恵を集めて活気をもたらし、中関村の「起業を励まし、失敗を許す」というベンチャー文化が表れます。
 中関村のベンチャー文化は中国科学院から始まっており、第29回およびそれ以降の講座は中国科学院国家科学図書館で行われます。これは中関村のベンチャー文化の継承と発展であり、また科学技術と文化の結合をはっきり表すものです。
 中国科学院国家科学図書館は中関村サイエンスシティの中心に位置し、周辺には大学、科学研究院、ハイテク企業が集まっています。このたびの中関村創業講座との提携は、科学技術界、教育界、企業界を動かして、共同でイノベーション・ベンチャー文化を作り出すために行われました。文化の面でも産業界と大学と研究機関の連携を一歩推し進め、イノベーション・ベンチャー文化を研究院の科学技術成果に転化するものとなります。